
プレスリリース
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ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子
鴻池朋子 ちゅうがえり
公益財団法⼈⽯橋財団アーティゾン美術館(館⻑ ⽯橋 寬)は、⽯橋財団コレクションと現代美術家の共演「ジャム・セッション」展を毎年⼀回の予定で開催することとなりました。2020年6⽉23⽇(⽕)より2020年10⽉25⽇(⽇)まで、「ジャム・セッション ⽯橋財団コレクション×鴻池朋⼦ 鴻池朋⼦ ちゅうがえり」を、開催いたします。これは美術館にとっての新たな冒険であり挑戦です。
《皮トンビ》瀬戸内国際芸術祭2019 展示風景
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新着情報
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2020年6月23日(火)より再開のお知らせ
公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館(館長 石橋 寛)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展覧会の開幕を延期し、臨時休館していましたが、6月23日(火)より、展覧会を開催します。
当館は従来から快適な鑑賞空間のご提供を心がけて参りましたが、再開にあたっては感染防止にも、より細心の注意を払って参ります。
※なお、本展の特別内覧会・プレス内覧会は実施いたしません。プレス内覧会に代わる、関係者のステイトメントテキスト【PDF】、展示風景の公式写真をご用意しました。展示風景の公式写真は、下記の広報用画像をご確認の上、ご利用の際は、掲載お申込みの上、画像のダウンロードにお進みください。
※アーティゾン美術館のコロナウイルス感染防止に関する取り組み、施設情報、お客様へのお願い、今後の展覧会予定については添付PDF記載の参考資料(下記よりダウンロード)でご確認ください。
展覧会概要
このシリーズ第一回に、鴻池朋子(こうのいけ ともこ)を迎えます。鴻池は、絵画、彫刻といった従来の美術手法から拡張して、旅という時間と移動、歌や語りという音声言語、玩具や手芸などという身近な生活の行為や手立てをメディアとして、狩猟採集という人間の文化の「原型」というものを再考し、芸術の根源的な問い直しを続けてきました。
鴻池は、今回展覧会を開催するにあたり、それまでの美術館を構成してきた様々な要素と「対話」によるセッションを重ねました。株式会社ブリヂストンの九州のタイヤ工場や東京の技術センターへのリサーチ旅行、当館館長や関係者へのインタビュー、収蔵品についての学芸員からのレクチャーなど、鴻池は、近代がつくりだした美術館という枠組みを、丁寧に深く探ることにより、新たな美術館の可能性を形にしようと試みます。
今回、そのようなプロセスを経て、展示室全体に行き渡る、円形の大襖絵を中心としたインスタレーションが立ち現れます。
本展覧会では、五感を通じて全身で作品と出会い、観客の視点を軽やかに「ちゅうがえり」させます。
「人間は一匹の動物として一人一人全部違う感覚で世界をとらえ、各々の環世界を通して世界を眺めている。それらは一つとして同じものがない。同じ言葉もない。同じ光もない。芸術がそのことに腹をくくって誠実に取り組めば、小さな一匹にとって世界は官能に満ち、やがて新たな生態系が動きだす。イリュージョンを言語にすり替えず、日々出会うものたちをしっかりと手探りし、遊び、粛々と自分の仕事をしていこう。」(鴻池)
◆ 石橋財団コレクションとは
石橋財団コレクションは、創設者・石橋正二郎の個人収集から始まり、その後、公益財団法人石橋財団によっ て引き継がれました。 現在約2,800点を数えるコレクションは、西洋絵画、日本近代洋画をはじめとして、西洋・東洋の彫刻や陶磁器、中国・日本書画にまで渡り、さらに 20 世紀美術、現代美術にまで視野を広げています。
◆ ジャム・セッションとは
「ジャム・セッション」は、2020年1月に開館するアーティゾン美術館のコンセプト「創造の体感」を体現する展覧会です。 アーティストと学芸員が共同して、石橋財団コレクションの特定の作品からインスパイアされた新作や、コレクションとアーティストの作品のセッションによって生み出される新たな視点による展覧会を構成します。 過去から現代、次代へ向けての架け橋となるプロジェクトを目指します。今後、毎年一回開催する予定です。
◆ 本展の構成・特徴・見どころ
(1)本展覧会のための新作インスタレーション
新作の円形の大襖絵を中心に、それを囲むようにユニークなスロープがつくられます。周辺には森羅万象を紙で象った影絵燈籠や、作家の声によるオオカミや風や雪女などの人間以外の生き物の音が響きます。視点を移動させることで、新しい鑑賞を生みだします。2009 年の東京オペラシティアートギャラリーでの「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」から11 年ぶりの東京での大規模個展となります。
(2)石橋財団コレクションとアーティストのセッション
瀬戸内国際芸術祭2019 で発表された幅12m 高さ4m の《皮トンビ》は、約一年間、山に設置されたのちに本展に持ち込まれ、経年変化した姿を見せてくれます。その側には、当館収蔵品であるクールベの《雪の中を駆ける鹿》や、シスレーの《森へ行く女たち》などが対話をするように設置され、野生の気配が室内に立ちこめます。
(3)生まれたての目で見る「みる誕生」
各展示室の間には、熊や狼の毛皮、木、ビニール、陶物、毛糸などの素材がぶら下がる、森の小径がつくられます。それらをくぐり抜けながら、私たちの眠っていた感覚は揺さぶられ、生まれたての原初的な身体が目覚めます。視覚以外にも触覚、嗅覚、聴覚など、身体全体で体感することを、鴻池は「みる誕生」と名付け、未知なる鑑賞の驚きや豊かさを味わいます。
◆ 鴻池朋子(こうのいけ ともこ)略歴
1960年秋田生まれ。個展、2015年「根源的暴力」神奈川県民ホール(2016年芸術選奨文部科学大臣賞受賞)、2018年「Fur Story」リーズ・アート大学(イギリス)、「ハンターギャザラー」秋田県立近代美術館、他。グループ展、2016年「Temporal Turn」スペンサー美術館・カンザス大学自然史博物館(アメリカ)、2019年「瀬戸内国際芸術祭2019」、他。
◆ 同時開催
「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示帰国展 Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」
「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 新収蔵作品特別展示:パウル・クレー」
※4階展⽰室では、「⽯橋財団コレクション選」特集コーナー展⽰「印象派の⼥性画家たち」もご覧いただけます。
開催概要
展覧会名 | ジャム・セッション 石橋財団コレクション×鴻池朋子 鴻池朋子 ちゅうがえり |
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会期 |
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会場 | アーティゾン美術館 |
住所 | 104-0031 東京都中央区京橋1-7-2 Google Map |
展示室 | アーティゾン美術館 6階展示室 |
時間 |
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休館日 |
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観覧料 |
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URL |
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URL2 |
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主催 | 公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館 |
イベント・講演会・グッズ・コラボ情報
⼟曜講座「アーティストトーク」は当⾯の間、開催未定です。
最新情報は、当館ウェブサイト にてお知らせします。
広報用画像一覧
《皮トンビ》瀬戸内国際芸術祭2019 展示風景
《ツキノワ 川を登る》映像 2018 年(参考図版)
《Dream Hunting Grounds》「ハンターギャザラー」展示風景 2018 年 秋田県立近代美術館
《Dream Hunting Grounds》「ハンターギャザラー」展示風景 2018 年 秋田県立近代美術館
ギュスターヴ・クールベ《雪の中を駆ける鹿》1856-57 年頃 石橋財団 アーティゾン美術館
鴻池朋子 ちゅうがえり チラシ画像
Photo by Nacasa & Partners
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会員向けご提供広報用データ
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