プレスリリース
UPDATE
市制施行70周年記念
アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界
府中市美術館(東京都府中市浅間町1丁目3番地[都立府中の森公園内])にて、「アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」を2024年9月21日(土)より開催いたします。19世紀末パリの香りが色濃く漂うアルフォンス・ミュシャの版画は、多くの人の心をつかんできました。さらに、近年、注目の高まるミュシャの油彩画。神秘的で、荘厳な画面は、画家としての奥深さを見せつけます。本展では、版画の代表作と貴重な大型の油彩画、さらに素描や下絵も合わせて、ミュシャの魅力を余すところなく紹介します。
展覧会概要
版画と油彩画―ふたつの世界を見渡す
草花に彩られた女神のような女性と波打つ曲線。19世紀末パリの香りが色濃く漂うアルフォンス・ミュシャの版画は、多くの人の心をつかんできました。さらに、近年、注目の高まるミュシャの油彩画。神秘的で、荘厳な画面は、画家としての奥深さを見せつけます。パリ時代の華やかな版画と、パリを離れた後半生に打ち込んだ油彩画。両者を一つの視点から眺め渡す機会が、これまでほとんどなかったために、まるで別世界のもののように語られてきました。しかしながら、固定観念を取り払い各々の作品に向き合えば、色やかたち、構図の作り方など、絵作りの要素には、共通点が多いことに気づきます。つまり、版画にも油彩画にも、一目でミュシャと分かる強い個性が、その造形にあふれているのです。さらに言えば、この造形の生み出す力こそが、私たちを惹きつけてやまないミュシャの魅力の核心と言えるでしょう。
本展では、版画の代表作と貴重な大型の油彩画、さらに素描や下絵も合わせて、ミュシャの魅力を余すところなく紹介します。
心の世界を見つめる瞑想
象徴主義は、文学から音楽や美術まで、世紀末のヨーロッパの芸術すべてを包み込むように流行した芸術運動で、表現のあり方そのものを問う革新性がありました。ミュシャの神秘的な油彩画は、象徴主義絵画を代表するものの一つとして知られますが、さらに、軽やかな版画に奥行きを加えたのも、心の世界を見つめようとする、その思想でした。
クラシックな絵画と最新のデザイン感覚
ミュシャのポスターが、当時の人々の心を捉えたのは、格調の高い伝統絵画の要素に、最新のデザイン感覚を組み合わせた斬新さがあったからです。例えば、人物には的確に陰影を施して立体的に描き、それ以外のモチーフは分かりやすく、平面的にデザイン化しています。さらに人物を太い輪郭線で囲むことで、全体の調和を図っているのです。
創作の過程に迫る
ミュシャの造形の魅力を解き明かすものとして欠かせないのが、下絵です。デッサンを重ね、試行錯誤を繰り返しながら「ミュシャらしさ」を生み出していきました。完成作とも比較しながら、ご覧いただきます。
ミュシャの原点 物語の挿絵 貴重な下絵も公開!
ミュシャが初めて手がけた絵の仕事は、本の挿絵でした。画学生時代に奨学金が打ち切られ、いわば生活のために始めたものでしたが、ミュシャはこの経験を自分の大切な原点と語り、挿絵の仕事を生涯、続けました。初期の代表作を、貴重な下絵と合わせて紹介します。
世界的コレクションの名品
ミュシャ人気の高い日本には、質の高いコレクションが数多くあります。特に、ミュシャの実息との深い信頼関係によって築かれたドイ・コレクションは世界的なコレクションで、《ハーモニー》、《クオ・ヴァディス》といった大型の油彩画が含まれています。同コレクションが寄贈された堺市以外では公開機会のほとんどない、この貴重な2点も展示します。
ミュシャと日本の近代洋画
ミュシャが師事した巨匠画家、ローランスとコラン。彼らは、明治時代にパリに留学した日本の洋画家の多くを指導したことでも知られます。つまり、ミュシャには日本人の兄弟弟子がたくさんいるのです。さらに、ミュシャから直接指導を受けた洋画家もいました。同時開催のコレクション展では、ミュシャと日本近代洋画の意外なつながりをご覧いただきます。
開催概要
会期 |
|
---|---|
会場 | 府中市美術館 |
住所 | 183-0001 東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内) Google Map |
時間 |
|
休館日 |
|
観覧料 |
|
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
URL |
|
URL2 |
|
SNS | |
主催 | 府中市美術館 |
特別協力 | 大阪中之島美術館、OGATAコレクション、株式会社インテック、堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)、富山県美術館 ※50音順 |
※一部作品の展示替えを行います。詳しくはホームページをご覧ください。 |
関連イベント
展覧会講座「アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界」
日時:10月26日(土)午後2時から
会場:府中市生涯学習センター講堂(府中市美術館より徒歩5分)
予約不要、無料
講師:音ゆみ子(府中市美術館学芸員)
広報用画像一覧
- 連作《四季》 紙、リトグラフ サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託)
- 連作《四季》 紙、リトグラフ サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託)
- 連作《四季》 紙、リトグラフ サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託)
- 連作《四季》 紙、リトグラフ サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託)
- 《ハーモニー》 キャンバス、油彩 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
※こちらの画像は、解像度を300dpi以下にてご掲載ください。 - 《夢想》 紙、リトグラフ OGATAコレクション
- 《ダンス》 紙、リトグラフ 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
※こちらの画像は、解像度を300dpi以下にてご掲載ください。 - 《黄道十二宮》下絵 紙、墨 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
- 《黄道十二宮》 紙、リトグラフ 株式会社インテック(富山県美術館寄託)
- 連作《宝石》 紙、リトグラフ 株式会社インテック(富山県美術館寄託)
- 連作《宝石》 紙、リトグラフ 株式会社インテック(富山県美術館寄託)
- 連作《宝石》 紙、リトグラフ 株式会社インテック(富山県美術館寄託)
- 連作《宝石》 紙、リトグラフ 株式会社インテック(富山県美術館寄託)
- 《モンテカルロ》 紙、リトグラフ サントリーポスターコレクション(大阪中之島美術館寄託)
- 《ポエジー》 キャンバス、油彩 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
※こちらの画像は、解像度を300dpi以下にてご掲載ください。 - 『白い象の伝説』下絵 紙、インク、水彩 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
※こちらの画像は、解像度を300dpi以下にてご掲載ください。 - 『白い象の伝説』 書籍 OGATAコレクション
- 《クオ・ヴァディス》 キャンバス、油彩 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
※こちらの画像は、解像度を300dpi以下にてご掲載ください。 - 《目を閉じた少女》 キャンバス、油彩 堺 アルフォンス・ミュシャ館(大阪府堺市)
※こちらの画像は、解像度を300dpi以下にてご掲載ください。 - 《サラ・ベルナール》 紙、リトグラフ OGATAコレクション
会員向けご提供広報用データ
- ログイン または 新規会員登録の上、お申込みいただけます。
- 掲載媒体には、読者プレゼント用ご招待チケット5組10名様分をご提供可能
- 画像データの一括ダウンロード
- 府中市美術館の施設(外観・内観)画像も同時ご提供
- ログインされていない場合は、
ログインの上、お申込み画面にお進みください。 - ご新規の媒体は、ご登録の上、お申込みください。
ご登録の際はご利用規約をお目通しの上、ご利用ください。
- 注意事項
- 当サイトのご利用にはログインが必要です。ログインの上、ご利用ください。 会員新規登録はこちらから
- ご登録は、報道・メディア関係者の方に限ります。それ以外の一般の方はご登録いただけませんので、ご了承ください。
- 推奨環境について:Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Safari(Mac)各最新版、Internet Explorer11、iOS11.0以降・Safari最新版、Android 6.0以降・Google Chrome最新版を推奨しております。推奨環境以外でのご利用や、推奨環境下でもブラウザの設定によっては、ご利用できないもしくは正しく表示されない場合がございます。また、JavaScript、Cookieが使用できる環境でご利用ください。不具合が生じた場合は、ARTPR担当者 までご連絡ください。