プレスリリース

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新収蔵品展
特集展示:藤田嗣治の初期作品

開催期間会期
※掲載申込み受付終了

平塚市美術館(神奈川県平塚市西八幡1-3-3)にて、「新収蔵品展 特集展示:藤田嗣治の初期作品」を2023年9月23日(土・祝)より2024年2月18日(日)まで開催いたします。2021年度と2022年度に新たに収蔵された作品約40点を紹介します。また、特集展示として 2018年度に寄託を受けた藤田嗣治の油彩画《おことさん》をその関連作品とともに展示します。

遠藤彰子《岐路》1984年、平塚市美術館蔵

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展覧会概要

平塚市美術館では作品収集の活動を継続的におこなっています。本展では2021年度と2022年度に新たに収蔵された作品約40点を紹介いたします。いずれも湘南地域にゆかりのある作家あるいは企画展などをきっかけに寄贈・寄託となった作品です。
展覧会を契機に収蔵された作品のうち、内田あぐり《わたしの前にいる、目を閉じている#09T》は「湘南と作家Ⅱ」(2011年)に出品されたものです。人体の表現を追求してきた作家が、具体的なイメージを解体し、画材の物質性や偶然にできる色や形を画面にあらわそうとしたシリーズの1点です。遠藤彰子《岐路》は「物語る遠藤彰子展」(2021年)に出品されました。魚眼レンズのような視野で見る風景は、都市風景を描いた一連の作品に数えられます。
このほか、島田章三や髙良眞木など湘南地域にゆかりのある作家の作品が収蔵されました。おなじみの作家の新たな顔ぶれをお楽しみいただければ幸いです。
さらに、展示室内に特集コーナーを設け、2018年度に寄託された藤田嗣治の油彩画《おことさん》をその関連作品10点とともに展示します。本作品は藤田が東京美術学校在学中に描いたもので、画業の最初期における貴重な作例として位置づけることができます。当館で1993年に開催された企画展「湘南の美術と文学」以来30年ぶりの公開となり、タカシマヤ文化基金の助成を得て修復処置と光学的調査をおこなった成果ともに紹介します。


見どころ
1.2020年、2021年に新たに収蔵されたコレクションをお披露目します
平塚市美術館では新しく作品が収蔵されるたびに、お披露目の展覧会を開催しています。今回は約40点で、企画展開催がきっかけとなった内田あぐり《わたしの前にいる、目を閉じている #09T》、遠藤彰子《岐路》、あるいは湘南地域にゆかりの島田章三、髙良眞木などの作品が加わりました。あたらしく当館のコレクションとなった作品をお楽しみください。

2.藤田嗣治の初期作品を展示します
今回の展示作品の目玉として、エコール・ド・パリの画家、乳白色の人物画で著名な藤田嗣治《おことさん》(1909 年)を展示します。《おことさん》は、2018年に寄託を受けてから、作品に関する調査を続けてきました。その結果、藤田がパリに渡る前、東京美術学校在学中の制作であることや大磯の旅館と関係が明らかになりました。他所所蔵の初期作品と、作品画面の光学的調査の結果とともに紹介します。

3.藤田嗣治の専門家が《おことさん》について語ります
11月11日(土)、木島隆康氏(東京藝術大学名誉教授)、林洋子氏(美術史家・兵庫県立美術館館長)の講演会を開催します。木島氏は長年油彩画の修復に携わり、藤田作品の修復も多数手がけてきた方です。また林氏は藤田嗣治研究の第一人者として知られ、一般書も多数ある研究者です。おふたりに新出の藤田初期作品について語っていただきます。

開催概要

会期
2023年9月23日(土・祝)〜2024年2月18日(日)
会場 平塚市美術館
住所 254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3 Google Map
時間
9:30〜17:00(最終入場時間 16:30)
休館日
月曜日(ただし10月9日、2024年1月8日、2月12日は開館、翌火曜日休館)、年末年始(12月29日~2024年1月3日)
観覧料
一般 200(140)円、高大生 100(70)円
※( )内は団体料金
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添 1 名は無料
※65 歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金
TEL 0463-35-2111
URL
【平塚市美術館 公式サイト】
https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/
SNS
主催 平塚市美術館
助成 タカシマヤ文化基金
交通JR東京駅から東海道線または新宿駅から湘南新宿ライン(直通)で約1時間。JR 平塚駅東改札口(北口)より神奈川中央交通バス 4 番乗り場乗車「美術館入口」(徒歩1分)または「コンフォール平塚前」(徒歩5分)下車。平塚駅より徒歩20分。駐車場67台(美術館御利用の場合 90 分間無料、要認証)。
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関連事業

講演会「藤田嗣治の初期作品」
講師:木島隆康氏(東京藝術大学名誉教授)×林洋子氏(美術史家・兵庫県立美術館館長)
日時:11月11日(土)14:00-15:30
場所:ミュージアムホール(申込不要)

学芸員によるギャラリートーク
日時:10月14日(土)、12月9日(土)、2024年1月20日(土)、2月10日(土)14:00-14:40
場所:展示室Ⅰ(申込不要、要観覧券)

同時開催 横山美術館展名品展
会期:2023年10月7日(土)〜2023年11月26日(日)
https://www.artpr.jp/hiratsuka-art/yokoyama-art-museum2023

広報用画像一覧

  • 画像説明遠藤彰子《岐路》1984年、平塚市美術館蔵
  • 画像説明大沢昌助《夢見る少年》1948 年、平塚市美術館蔵
  • 画像説明宮川慶子《聞こえる》2015 年、平塚市美術館蔵
  • 画像説明猪熊佳子《木霊―森へ―》1998 年、平塚市美術館寄託
  • 画像説明内田あぐり《わたしの前にいる、目を閉じている #09T》2009 年、平塚市美術館蔵

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