プレスリリース
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石川九楊大全
書家 石川九楊(いしかわ・きゅうよう)の仕事の全容を見せる連続個展「石川九楊大全」(いしかわきゅうよう・たいぜん)を上野の森美術館(東京)で開催しますのでお知らせいたします。 *会期:2024年6月8日(土)〜2024年7月28日(日) 「石川九楊大全」は、書表現により時代を反映した作品を書き続けてきた石川九楊の創作の全容を明らかにする連続展です。現在における「書く」行為とその先に見えてくるものを問う、大規模展覧会となります。
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新着情報
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NEW 2024年4月9日
書家 石川九楊の全書業を一堂に 大規模・連続・展覧会「石川九楊大全」、6月8日(土)上野の森美術館で開幕
〜選びぬかれた300点の作品を2つの展覧会で展示、音楽会・講演会により新知見を展開 〜
最新のリリースは下記の「ファイルダウンロード」ボタンよりダウンロードしていただけます。
2023年9月19日
石川九楊の連続個展「石川九楊大全」 2024年に上野の森美術館で開催
https://press.ishikawakyuyoh-taizen.com/pub/pressrelease20230919_rev0918_00.pdf
2024年3月14日
世界初!「石川九楊大全」展覧会関連プロジェクトで 「書は音楽である」ことを実証するコンサートを開催
〜書の美を形成する「筆蝕」データを音に変換 電子音楽と弦楽四重奏による演奏会〜
https://press.ishikawakyuyoh-taizen.com/pub/tannisho-no18-press.pdfファイルダウンロード※ログインしてご利用ください。
展覧会の見どころ
一作家による二ヶ月間、連続開催の大型個展
本展では、作品の全容を展示するために会期をひと月ごとに分け、展示作品を全面的に入れ替えた、2つの異なる展覧会を開催します。
6月開催の【古典篇】では「歎異抄」「源氏物語」や「徒然草」、中国の「李賀」の詩など古典に取り組んだ作品や、「千字文」を盃1,000枚に綴った「盃千字文」などが並びます。
7月開催の【状況篇】では現代作家や時事問題をとりあげた自作の詩文の言葉を書いた作品を展覧いたします。
また聖書を書いた85mの大作「エロイエロイラマサバクタ二又は死篇」も展示されます。本作は、2017年上野の森美術館で行われた「書だ!石川九楊展」において多くのメディアで紹介され、評判を呼びました。
多数の未発表作品の展示
今まで展示することのできなかった作品や、「妻を語る」シリーズ、「河東碧梧桐109句選」、「戦後史編」シリーズなどから新作を出品いたします。
【古典篇】、【状況篇】いずれにおいても未公開作品・新作作品を展示し、さらに今後も、展示内容について発表を予定しています。
展覧作品(予定)
石川九楊大全 前期【古典篇】 遠くまで行くんだ
1.李賀シリーズ
2.歎異抄No.18
3.源氏物語五十五帖 日本古典文学
4.徒然草No. 22
5. 盃千字文
6.書きおろし新作(未発表) 他
石川九楊大全 後期【状況篇】言葉は雨のように降りそそいだ
1.初期未発表作品(2017年上野の森美術館展覧会以降に制作された作品)
2.「妻を語る」シリーズ、田村隆一 詩、吉増剛造 詩
3. 9・11現代詩句
4. エロイエロイラマサバクタニ又は死篇(85mの作品)
5. エロイ・エロイ・ラマサバクタニ
6.河東碧梧桐109句選
7.戦後詩新作50点(未発表)
8. コロナ、ウクライナ関連 書きおろし新作(未発表) 他
石川九楊作品は、2020年、東京都現代美術館(MOT)でアンリ・マティス等との「ドローイングの可能性」が企画開催されるなど、書という領域をこえて現代美術の領域からも高い評価を受けています。「書」という営みを解明した石川九楊の「筆蝕論」は、書論・書史論にとどまることなく、表現論、日本語論、さらには現代を読み解く文化・文明論へと展開を見せており、英語・中国語にも翻訳されるなど、海外からも注目を集めています。
石川九楊(いしかわ・きゅうよう)
書家。1945年福井県生まれ。京都大学法学部卒業。京都精華大学教授、文字文明研究所所長を経て現在、同大学名誉教授。 「書は筆蝕の芸術である」ことを解き明かし、書の構造と歴史を読み解く。評論家としても活躍し、日本語論、日本文化論は各界にも大きな影響を与えた。 作品制作・執筆活動、いずれの分野でも最前線の表現と論考を続け、制作作品は2,000点以上、著作刊行は100点を超える。
開催概要
会期 |
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会場 | 上野の森美術館 |
住所 | 110-0007 東京都台東区上野公園1-2 Google Map |
時間 |
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休館日 |
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入場料 |
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SNS | |
主催 | 石川九楊大全実行委員会、日本経済新聞社、上野の森美術館 |
協賛 | 株式会社思文閣、サントリーホールディングス株式会社、八海醸造株式会社、三洋化成工業株式会社、笠原健治(株式会社MIXIファウンダー)、株式会社グラフィック、株式会社SCREENグラフィックソリューションズ、株式会社モリサワ、キンキダンボール株式会社、吉田浩一郎(株式会社クラウドワークス)、株式会社サンエムカラー、大塚オーミ陶業株式会社、カモ井加工紙株式会社、京都精華大学 |
協力 | 株式会社ほぼ日、株式会社竹尾、株式会社ミネルヴァ書房、株式会社左右社、市之倉さかづき美術館、文字文明研究所 |
今後の予定
1.カタログ・レゾネ『石川九楊全作品集』
石川九楊の2,200点にのぼる全作品を収録するカタログ・レゾネ(日本語、英語、中国語表記)の制作が進められ、思文閣出版より2024年夏発刊予定です。
2.「石川九楊大全」展覧会関連イベント 「書は音楽である」実証コンサート
石川九楊の書論「書は音楽である」を実証するプロジェクトです。自身の書作品をデータとして解析・楽曲化して現代音楽と弦楽四重奏として演奏します。このトーク&コンサートイベントを2024年6月14日(金)に開催します。
解析した作品は親鸞の「歎異抄」全文を書いた作品「歎異抄No.18」で、一字ごとに、書き進む力の速度・深度・角度からなる「筆触」をデータ化しプログラムにより解析。 一点一画に書き込まれた「音楽」を、弦楽四重奏と電子音楽、二つのバージョンで演奏いたします。
会場は台東区立旧東京音楽学校奏楽堂です。詳細は、https://ishikawakyuyoh-taizen.com/tannisho-no18/ をご覧ください。
3.「石川九楊大全」展覧会関連イベント 講演会「書は文学である」
展覧会期中には悪筆論(芸術新聞社)をテーマとした講演会も企画しています。
三島由紀夫、川端康成、松本清張ら作家の書きぶりと文学のつながりを解いた近著『悪筆論』について語ります。開催は2024年7月7日、上野精養軒です。詳細は、https://ishikawakyuyoh-taizen.com/lecture/ をご覧ください。
4. 『石川九楊自伝——〈彼方〉への歩行』(仮題)
発行・ミネルヴァ書房。2024年夏発売予定。
5. 「源氏物語と日本古典文学——石川九楊展」
会期:2024年10月5日(土)〜11月17日(日)
会場:徳島県立文学書道館
広報用画像一覧
「石川九楊大全」前期代表作品 「徒然草 No.22」、後期代表作品 「ヨーロッパの戦争」のさなかに——人類の未熟について を組み合わせた画像です。キャプションを画像に含みます。- 「石川九楊大全」後期代表作品 「ヨーロッパの戦争」のさなかに——人類の未熟について の画像です。キャプションを画像に含みます。
- 「ヨーロッパの戦争」のさなかに——人類の未熟について
95cm×60cm 2023年 - 「石川九楊大全」前期代表作品「徒然草 No.22」画像です。キャプションを画像に含みます。
- 徒然草 No.22 95cm×62cm 1993年
- 源氏物語書巻五十五帖「若菜 上」
59cm×94cm 2008年 - 源氏物語書巻五十五帖「椎本」
59cm×94cm 2008年 - 歎異抄 No.18
92cm×57cm 1988年 - 李賀詩 感諷(かんぷう)五首(五連作より)
360cm×192cm 1992年 - ざぼんに刃をあてる刃を入るゝ(いるる)
24cm×34cm 2021年 - 夜も鳴く蟬の灯あかりの地に落る声
24cm×34cm 2021年 - エロイ・エロイ・ラマサバクタニ
270cm×341cm 1972年 - 「全顔社会」の恢復を願って
60cm×95cm 2022年
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