プレスリリース
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藤原信幸 退任記念展
~ガラス造形 20年の軌跡~
東京藝術大学大学美術館(東京都台東区上野公園12-8)にて、「藤原信幸 退任記念展 ~ガラス造形 20年の軌跡~」を2024年10月8日(火)より開催いたします。本展覧会は、東京藝術大学美術学部工芸科ガラス造形研究室で学生の指導にあたってきた藤原信幸の退任記念展、及び 、2005年度に創設されたガラス造形研究室の20周年記念展です。創設当初より当研究室に携わり、本年度で退任を迎える藤原が教員として過ごした年月は ガラス造形研究室の歴史そのものといえます。本展は、藤原とガラス造形研究室の卒業生、教員経験者、現在の在籍学生、現教員が出展する、総勢50名を超えるグループ展として開催します。
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展覧会概要
本展覧会は、東京藝術大学美術学部工芸科ガラス造形研究室で学生の指導にあたってきた藤原信幸の退任記念展、及び 、ガラス造形研究室の20周年記念展です。
本学において、2005年度に創設されたガラス造形研究室は、今年度で20年を迎えます。創設当初より当研究室に携わり、本年度で退任を迎える藤原が教員として過ごした年月はガラス造形研究室の歴史そのものといえます。個展形式で開催されることの多い退任展ですが、本展は、藤原とガラス造形研究室の卒業生、教員経験者、現在の在籍学生、現教員が出展する、総勢50名を超えるグループ展として開催します。
陳列館1階に、藤原と 現在のガラス造形研究室在籍学生、現教員の作品を、2階に、卒業生と教員経験者の作品を展示します。 また、1階には、藤原が関わってきたもうひとつの分野、GAP(グローバルアートプラクティス)の卒業生も出展します。
藤原信幸とガラス造形研究室
藤原は、2003年に工芸科の助手に着任し、当時講師の林亘(はやしわたる) 氏と共に、2005年にガラス造形研究室を創設しました。大学院のみの研究室として、学生教員合わせて8名でスタートしました。当初は、溶解炉はなく、キルンワーク中心のカリキュラムでしたが、初年度夏頃、溶解炉が導入され、ホットワークの指導も本格化していきました。 それから時を経て設備は充実し、2018年から陶磁ガラス分野、2022年から素材造形分野として学部生のカリキュラムも始まり20年目の現在では約20名が所属する研究室となりました。
本展覧会では、陳列館1階展示室にて、現在の在籍学生と現教員の作品を、藤原の作品と共に展示し、現在の研究室の姿を形作ります。
多様な作家たち
大学院のみの運営期間が長いガラス造形研究室は、様々な経歴の学生たちが集まる場所となりました。環境や背景の異なる場所からやって来た学生たちは、多種多様な技法と思考で表現活動を行う作家へと成長しました。助手や講師を務めた教員たちも出身や、得意分野、作品も様々です。陳列館2階展示室では、卒業生と教員経験者の数々の作品がガラス造形研究室の20周年を彩ります。バラエティ豊かなガラス作品が並ぶことも、本展覧会の魅力のひとつです。
藤原信幸のガラス造形
藤原は、藝大在学中にガラスに興味を持ち、仲間と共にガラス部を作り自主的にガラス溶解を行ったり、海外のガラス研修プログラムに積極的に参加していました。大学院修了後、岩田工芸硝子株式会社のデザイン室に就職し、工芸・プロダクトデザインに携わり、吹きガラス技術を工場の職人から学びました。藝大着任後は、キルンワークでの技法研究を進め、取手キャンパスの広大な自然に魅了され植物を題材にした造形に傾倒しました。工場職人・技法研鑽・取手の自然が藤原作品の鍵となっています。
グローバルアートプラクティス
藤原は、2020年よりGAP(グローバルアートプラクティス)専攻の教授も兼任して勤めてきました。国や地域、分野を超えた広い視野でアートとその社会実践に向き合うことを目的とした、多くの留学生が在籍する専攻です。国際色豊かなGAPと関わることは、伝統的な工芸に囚われない表現や感覚、工芸のあり方について改めて思考する機会となりました。また、GAPの学生たちに工芸的な視点や素材に対する意識を提供することにもつながりました。藤原の現在形の一端として、GAP専攻の卒業生の作品も展示します。
藤原 信幸
学歴:
1982 東京藝術大学美術学部工芸科卒業
1984 東京藝術大学大学院美術研究科鋳金専攻修了/ピルチャックガラススクール(シアトル)
職歴:
1985 岩田工芸硝子株式会社勤務 ~2001
2003 東京藝術大学美術学部工芸科基礎助手(兼任ガラス造形講座準備)
2007~ 東京藝術大学大学院ガラス造形講師
2015~ 東京藝術大学大学院ガラス造形教授
2018~ 東京藝術大学大学院 G A P 専攻兼任
所属学会等:
日本ガラス工芸学会理事 日本ガラス工芸協会理事長 GEN・ガラス教育機関合同作品展実行委員
2005 ガラス造形研究室 創設(取手キャンパス)
2018 陶・磁・ガラス造形研究室として、陶芸専攻と合流 陶芸と並行し、ガラスの学部カリキュラム開始(学部生は上野キャンパス、大学院ガラス造形専攻は取手キャンパス)
2022 素材造形研究室として、陶芸から分離、木工芸専攻と合流 ガラスのみの学部カリキュラム開始(学部・大学院共に取手キャンパス)
開催概要
会期 |
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会場 | 東京藝術大学大学美術館 |
住所 | 110-8714 東京都台東区上野公園12-8 Google Map |
展示室 | 東京藝術大学 大学美術館 陳列館 1・2 階 |
時間 |
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休館日 |
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観覧料 |
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TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
URL |
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URL2 |
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主催 | 東京藝術大学美術学部 |
助成 | 東京藝術大学美術学部 杜の会 |
企画 | 東京藝術大学美術学部工芸科 素材造形(ガラス造形)研究室 |
広報用画像一覧
- Odunpazari- 記憶「植物の集まり」
- 小文間の自然シリーズ 2024-i
- 墨流し紋茶碗
- 制作風景
- 工房風景
- グローリーホール
- 藤原信幸
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