プレスリリース
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世田谷美術館コレクション選
緑の惑星
セタビの森の植物たち
世田谷美術館(東京都世田谷区砧公園1-2)にて、「世田谷美術館コレクション選 緑の惑星 セタビの森の植物たち」を2025年2月27日(木)から4月13日(日)まで開催いたします。人は植物をどのように描いてきたでしょう。緑豊かな風景画、色とりどりの美しい花々、植物をモチーフにした作品は数多くあります。この展覧会では、セタビのコレクションから古今東西、様々な手法で植物を表現した作品約130点をご覧いただきます。植物への感謝と敬意、そして愛、時に畏怖の思い溢れる作品によって、わたしたち人と植物の関係を考える機会になればと思います。
展覧会概要
-光あふれるこの惑星は、緑豊かな植物の星-
人は植物をどのように描いてきたでしょう。緑豊かな風景画、色とりどりの美しい花々、植物をモチーフにした作品は数多くあります。
人を含めて動物は植物無しに生きていくことができません。植物はわたしたちの栄養となり、薬となり、衣服となり、住まいとなり、きれいな空気を作り、目を楽しませ、心を癒す存在でもあります。
動物が誕生するよりもはるか昔にこの惑星のすみずみに根を張り、雄大にひそやかにわたしたちを見守ってきたかのような存在。この展覧会では、セタビのコレクションから古今東西、様々な手法で植物を表現した作品約130点をご覧いただきます。植物への感謝と敬意、そして愛、時に畏怖の思い溢れる作品によって、わたしたち人と植物の関係を考える機会になればと思います。
展覧会のみどころ
1,出品作品は多種多様!およそ半数が、収蔵後初の公開
誰にとっても身近なテーマである植物は小さなお子様から大人の方まで楽しめます。アンリ・ルソーや北大路魯山人など、世田谷美術館を代表する定番コレクションに加え、今回展示の約5割が初公開作品。油彩、屏風、掛軸、版画、彫刻、工芸、写真、スケッチと、ジャンルも多彩な作品が展示され、植物の表現の多様さもじっくり味わえます。
2,梅や桜が開花する早春の砧公園と「セタビの森」、ふたつの散策を楽しめます
世田谷美術館は、四季折々の自然が楽しめる広大な砧公園の一角にあります。早春の光と風の中、森のような公園でゆっくりと散策を楽しみ、美術館に着いたらまた別の森に入り込む…そんな楽しみ方ができるのも、豊かな自然環境に恵まれた世田谷美術館ならではの贅沢さです。
3,アートの普及活動に力を入れてきた美術館ならではの、圧巻の子どもたちの作品
1986年の開館以来、世田谷区立小中学校の子どもたちの来館を毎年約8000人迎え入れ、子どもたちを案内する「鑑賞リーダー」とよばれるボランティアが現在400人以上活動する世田谷美術館は、地域に密着した教育普及活動を行う美術館の草分け。本展では、そのような数十年にわたる学校との連携事業を活かし、区内の小学校とのコラボによる子どもたちの制作した1200点以上の植物作品を展示いたします。子どもたちの生命エネルギーにあふれる作品は、来場者のみなさまにもきっと元気をもたらすことでしょう。
4,見たら描きたくなる・・・そんな来場者のための参加コーナーがあります
多彩な作品を見終わったあと、自分でも何か表現してみたくなることはありませんか?本展では、来場者のみなさんが自由に創作できるコーナーを設けます。
その他、関連企画などももりだくさん。詳細は随時世田谷美術館公式サイトでお知らせします。
展示構成
第1章 森林
樹木、木々を描いた作品が展覧会の導入となります。それは、まるで深い森に迷い込んだかのよう。
出品作品:吉田善彦《武蔵野月の出》、戸谷成雄《森Ⅳ》など
第2章 風景
森や山や公園など、自然の景観を捉えた作品。
出品作品:アンリ・ルソー《散歩(ビュット=ショーモン)》、カミーユ・ボンボワ《花咲く川の支流》、向井潤吉《不詳(風景)》など
第3章 庭園
人の暮らしと共に身近なところに生きる植物たちを描いた作品。
出品作品:塔本シスコ《春の庭》、北大路魯山人《雲錦大鉢》、岸波百草居《写生(野菜)》など
第4章 花園
植物を描いた作品で一番多いのは「花」をモチーフとしたものなのではないでしょうか?セタビコレクションから選りすぐりの“名花”がずらり並びます。
出品作品:モーリス・ド・ヴラマンク《花瓶の花》、シュザンヌ・ヴァラドン《不詳》、荒木経惟《花曲》、小磯良平《静物(花)》など
第5章 楽園
それは、緑豊かに光にあふれたこの世のものならぬ幸せな場所。ここでは、楽園や光をテーマにした作品をご覧いただきます。
出品作品:アンドレ・ボーシャン《地上の楽園》、ジェームス・タレル《テレフォン・ブース》など
第6章 エピローグ:みんなでつくるセタビの森(無料スペース)
本展のクライマックスは、1200名を超える区内小学校の子どもたちによる植物の作品が天井を飾ります。降り注ぐ生命のエネルギーをご体感ください。
また、このコーナーでは、どなたでも葉っぱや花など植物の作品を描いて、壁の木々に貼りだすことができます。
開催概要
会期 |
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会場 | 世田谷美術館 |
住所 | 157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2 Google Map |
展示室 | 世田谷美術館 1階展示室 |
時間 |
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観覧料 |
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TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
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主催 | 世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団) |
後援 | 世田谷区、世田谷区教育委員会 |
関連イベント
ジェームズ・タレル《テレフォン・ブース》体験
本展出品作品、光のアーティスト、ジェームズ・タレルの《テレフォン・ブース》。ひとりずつ中に入り、約10分間移り変わる光を浴びる体験型作品です。
日時:会期中の毎週土曜日 13:00~16:00 各日13名
※3月29日(土)は実施いたしません
対象:18歳以上
参加方法:イベント予約サイト よりご予約ください(2月18日(火)より)
参加コーナー「みんなでつくるセタビの森」
来場者が思い思いの葉っぱを描き、展示室の壁一面をセタビの森にします。
日時:会期中毎日 10:00~18:00 (最終日4月13日はイベントのため15:00まで)
場所:1階企画展示室参加コーナー(無料スペース)
展覧会見どころ案内「セタビの森の歩き方」[世田谷美術館友の会共催事業]手話通訳付き
日時:3月1日(土) 13:30~15:00
ガイド:東谷千恵子(本展担当学芸員)
場所:講堂
100円ワークショップ「オリジナルカンバッチを作ろう」
自分で描いた絵をカンバッジに加工します
日時:会期中の毎土曜日 13:00~15:00
場所:1階企画展示室参加コーナー(無料スペース)
世田谷美術館さくら祭
ワークショップやフリーマーケットなど。どなたでもその場でご参加いただけるパフォーマンスも開催いたします。
日時:3月29日(土)、30日(日) 10:00~15:00
場所:エントランス前広場~くぬぎ広場(雨天は館内にて開催)
春の盆踊り!みんなで輪になって『葉っぱのダンス―光合成―』を踊ろう!
世田谷美術館のランドマークともいえる大きなくぬぎの木を囲んで「光合成」をイメージした振付で踊ります。どなたでもその場でご参加いただけます。※事前に振付動画を美術館ウェブサイトのセタビブログから公開予定
日時:3月29日(土)、30日(日) 両日13:00~、14:00~
リーダー・振付:群馬直美(葉画家・アーティスト)
場所:さくら祭会場くぬぎ広場
対象:どなたでも(可能ならば緑色の服装でご参加ください)
参加方法:当日時間までに会場にお集りください
身体表現ワークショップ「植物を見よ」
植物の持つ生命エネルギー、自然界の法則、調和的な世界をイメージし、パフォーマンスを作るワークショップ。展覧会最終日には、閉館後の展示室でクロージングパフォーマンスとして発表します。
日時:3月19日(水)、4月2日(水)、4月4日(金)、4月7日(月)、4月9日(水)、4月12日(土)、4月13日(日) 10:00~16:30(4月12日は16:00~19:00) 全7回
リーダー:鯨井謙太郒(オイリュトミスト、ダンサー、振付家)、定方まこと(オイリュトミスト、ダンサー)
演奏:山崎明子(チェリスト)
場所:創作室・講堂
参加費:20,000円
対象:18歳以上(経験不問)
定員:20名(先着)
申込:当館ウェブサイトよりご予約ください(3月4日(火)より)
クロージングパフォーマンス「植物を見よ」
身体表現のワークショップの参加者によるパフォーマンス。チェロの生演奏とともにお送りします。
日時:4月13日(日) ①18:30 ②19:10(各回約20分)
出演:ワークショップ「植物を見よ」参加者20名
振付・演出・指導:鯨井謙太郒(オイリュトミスト、ダンサー、振付家)、定方まこと(オイリュトミスト、ダンサー)
演奏:山崎明子(チェリスト)
場所:1階企画展示室参加コーナー
定員:各回60名(先着)
観覧料:無料
申込:当館ウェブサイトよりご予約ください(4月1日(火)より)
同時開催展
2025年1月25日(土)~4月6日(日) 2階展示室
※同時開催の企画展チケットであわせてご覧いただけます。
https://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/collection/detail.php?id=col00122
1986年、世田谷美術館は「開館記念展 芸術と素朴」を皮切りに、その歩みをスタートさせました。専門的な美術教育を受けず独自の表現で創作に励んだ素朴派や、国内外の近現代美術など幅広い作品を収集してきたコレクションには、イギリス美術の作品群が含まれています。開館記念展の後、イギリスの素朴画家であるアルフレッド・ウォリス(1855-1942)、第61・63代首相をつとめたサー・ウィンストン・S.チャーチル(1874-1965)ら独学の人々による作品を収蔵し、さらに「デイヴィッド・ナッシュ 船形ワークス」展(1987)、「東と西の架け橋 セント・アイヴス―風土と芸術」展(1989)、「イギリス美術は、いま 内なる詩学」展(1990)、「リチャード・ロング 山行水行」展(1996)といったイギリスの現代美術に焦点をあてた展覧会を機に、出品作家による作品がコレクションに加わりました。敷地内の庭ではバリー・フラナガン(1941-2009)などの現代作家による屋外彫刻もみることができます。
世田谷美術館のイギリス美術は、1980年代から90年代半ばに収蔵され、当時、国際的に活躍していた作家たちが80年代に制作した作品が多くを占めています。本展では、過去に開催した展覧会の記録写真もご紹介しながら、1980年代を中心とするイギリス美術のコレクションを振り返ります。
[コーナー展示] 銅版画家・久保卓治―過ぎゆく時を刻むモノクロームの世界
※チラシ画像以外の広報用画像をご希望の方は広報お問い合わせ先までご連絡ください。
広報用画像一覧
- 塔本シスコ《春の庭》1990年 世田谷美術館蔵
- アンリ・ルソー《散歩(ビュット=ショーモン)》1908年頃 世田谷美術館蔵
- 北大路魯山人《雲錦大鉢》1940年 世田谷美術館蔵
- 吉田善彦《武蔵野月の出》1983年 世田谷美術館蔵
- 荒木経惟《花曲》1997年 世田谷美術館蔵
- 岸波百草居《写生(野菜)》1940年 世田谷美術館蔵
- 向井潤吉《不詳(風景)》制作年不詳 世田谷美術館蔵
- チラシ表面
- チラシ裏面
- ミュージアム コレクションⅢ「1980年代のイギリス美術 展覧会の記憶とともに」チラシ表面
※こちらは、同時開催展(ミュージアム コレクションⅢ)の広報用画像となります。 - ミュージアム コレクションⅢ「1980年代のイギリス美術 展覧会の記憶とともに」チラシ裏面
※こちらは、同時開催展(ミュージアム コレクションⅢ)の広報用画像となります。
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