プレスリリース
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手塚治虫 ブラック・ジャック展
そごう美術館(神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階)にて、「手塚治虫 ブラック・ジャック展」を2025年1月16日(木)から2月25日(火)まで開催いたします。本展は、『ブラック・ジャック』の500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や1970年代に発行された単行本の200以上のエピソードの直筆原稿が展示される『ブラック・ジャック』史上最大規模の展覧会です。世界的に評価されている名作マンガ『ブラック・ジャック』のすべてを余すところなく体感できます。
展覧会概要
顔に傷のある黒ずくめの天才外科医ブラック・ジャックと、彼が生んだ "18歳で0歳" の女の子ピノコ。強力なキャラクターたちが繰り広げる物語は世界を舞台に、人間や生きものの命とそれを救う医療、人としての生きざまや、そもそも「医者は何のためにあるのだ」という根本的な問いにまで至る、数多くのテーマから紡ぎ出されています。
本展は、500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や1970年代に発行された単行本の200以上のエピソードの直筆原稿が展示される『ブラック・ジャック』史上最大規模の展覧会です。
『ブラック・ジャック』が描かれた昭和のさまざまな出来事に影響を受けた作品や、手塚治虫の情熱と執念が感じられる当時の資料、『ブラック・ジャック』が生まれたときの秘密が解き明かされる証言映像などを多数展示。世界的に評価されている名作マンガ『ブラック・ジャック』のすべてを余すところなく体感できます。
※なお、「手塚治虫」の「塚」は正字体で「塚(てんあり)」が本来の表記ですが、当サイトでは互換性への配慮から「塚」と簡易字体で表記しています。
掲載に際しては可能な限り、「塚(ヽあり)」にて表記をお願いいたします。(手塚治虫長男の「手塚眞」の塚は「塚(ヽなし)」になります)
1973年11月19日-1983年10月14日 『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)連載
人間の病苦や生死についてのドラマが、ほぼ毎週一話完結で描かれた作品です。たった一話でこれほども、という広がりを見せるお話もあれば、ほんの数時間のドラマを扱うものもあり、そのバリエーションの広さに圧倒されます。この作品のファンは誰しも「お気に入りのエピソード」「印象深いエピソード」があることでしょう。
作品に登場する治療法や病気に関しては創作も多い、と後に手塚治虫自身が書いていますが、臓器や手術法の描写はもちろん、患者に対する接し方や、生命に対する哲学的なまなざしなどは、いまなお現役医師にもリスペクトされています。
手塚治虫は医学博士であり、医者の免許を持っていました。それで、自分がもし医者になるならこんな医者になってみたいという理想の姿を描いたのが、この『ブラック・ジャック』です。
『ブラック・ジャック』は、初め、漫画家生活30周年記念・手塚治虫ワンマン劇場と銘打った、手塚マンガのキャラクターが総出演する短期読み切り連載の予定でした。しかし人気が出たため、結局、5年間、230話にわたって読み切り形式で連載は続き、連載終了後も読み切りとして13話が描かれました。
本名・手塚治。1928年、大阪府豊中市生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学附属医学専門部卒業。医学博士。1946年に17歳で四コママンガ『マアチャンの日記帳』にてデビュー。翌年、単行本『新寳島』が大ヒットとなり、以来、日本のストーリーマンガの確立に尽くす。また、1961年、アニメスタジオ「虫プロダクション」を設立。1963年、国産初の本格的なテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』の放送を成功させ、アニメ界にも大きな業績を残す。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』等がある。1989年死去。
手塚眞(てづか・まこと)
ヴィジュアリスト。手塚治虫の長男。1961年東京生まれ。高校時代から映画制作を始め、数々のコンクールで受賞。以後、映画・テレビ等の監督、イベント演出、本の執筆等、創作活動を全般的に行っている。1985年『星くず兄弟の伝説』で商業映画監督デビュー。1999年『白痴』がヴェネチア国際映画祭で上映されデジタル・アワード受賞。2020年『白痴』公開20周年を記念したデジタルリマスタリング版と手塚治虫原作の『ばるぼら』が全国公開。テレビアニメ『ブラック・ジャック』では2006年東京アニメアワードのテレビ部門優秀作品賞受賞。AIを使って手塚治虫の漫画を描く「TEZUKA2023」プロジェクトでは総合ディレクターを務める。手塚プロダクション取締役、宝塚市立手塚治虫記念館名誉館長など、手塚治虫の遺族としても活動している。著作に『父・手塚治虫の素顔』(新潮社)他。
会場構成
『ブラック・ジャック』は全部で243話ありますが、展覧会全体を見ていただくと、そのすべてが網羅できる形になっています。第3室が『ブラック・ジャック』というマンガがどんなものなのか、分かりやすくキーワードごとに展示しているのに対し、第4室では「医療マンガ」としての魅力、現代に通じるその社会性を深掘りしています。
第1室 B・J(ブラック・ジャック)とキャストたち
作品に登場するピノコ、ドクター・キリコ、琵琶丸、本間丈太郎…、ファンの間で一番人気の如月恵など個性豊かなキャラクターたちを作品と併せて展示し、『ブラック・ジャック』が織り成すストーリーをわかりやすく紹介します。
第2室 B・J 誕生秘話
手塚治虫が『ブラック・ジャック』を生み出すにいたる背景を当時の資料とともに紹介します。『新寳島』や『鉄腕アトム』の作品資料に加え、手塚治虫の医大時代の資料など、医療と深い関わりがわかる貴重な資料も見ることができます。さらに、『ブラック・ジャック』が初めて登場した記念すべき第一話目の原稿や、本展のために新たに収録した、『ブラック・ジャック』誕生の秘密を解き明かす手塚プロの関係者、出版に携わった編集者などの証言映像を上映します。当時、型破りとも思われた「医療を描いたマンガを少年誌に掲載する」という手塚治虫の前代未聞の発想の秘密が、展示を通して解き明かされます。
第3室 B・J 曼荼羅
ブラック・ジャックやピノコ、それぞれのストーリー全体を通しての遍歴、高額請求の謎や、動物のいのちを扱った作品など、主要なテーマごとに作品を展示します。『ブラック・ジャック』の全体の半分以上の約140 話のエピソードの原稿が並ぶのは史上初、圧巻の展示空間となっており、『ブラック・ジャック』にまつわる疑問を解決したり、裏設定を発見したりと、様々な視点からお楽しみいただけます。
第4室 B・J 蘇生
今見ても新しい感覚の『ブラック・ジャック』。第4室では手塚治虫の最人気作である『ブラック・ジャック』の魅力を今と当時の視点から探ります。当時の読者が驚き惹きつけられた‶人体の手術シーン”を現代アート的な視点から鑑賞してみる展示や、第一線で活躍している医療従事者たちもリスペクトする『ブラック・ジャック』を医療の側面から鑑みるコーナー、連載当時のニュース映像とともに『ブラック・ジャック』を読み解くコーナーなどを展開します。週刊で連載されていた『ブラック・ジャック』には、昭和当時の事件や事象、流行などがストーリーの中に織り込まれています。それらが実際に、どのようにしてマンガに描かれているのか、現代に蘇る『ブラック・ジャック』の魅力が楽しめます。
「カミカイ」コーナー 全3作品
全会場共通の2作品に加え、横浜会場限定作品『おばあちゃん』を全ページ展示いたします。ブラック・ジャックがなぜ高額報酬を請求するのか、患者に何を求めているのか、親子の愛などの深いテーマは、涙なしでは読めない感動作として有名な作品です。ブラック・ジャックの昔からのファン、そして新しいファンの方々にも喜んでいただける、全ページ展示にふさわしい作品として選定いたしました。展覧会メインビジュアル横浜会場のコピー「それを聞きたかった」の伏線回収としても是非お楽しみください。
開催概要
会期 |
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会場 | そごう美術館 |
住所 | 220-8510 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階 Google Map |
時間 |
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休館日 |
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入館料 |
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TEL | 045-465-5515 |
URL |
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SNS | |
主催 | そごう美術館、NHK横浜放送局、NHKプロモーション |
後援 | 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会、FMヨコハマ |
協力 | イノルト整形外科 横浜院 痛みと骨粗鬆症クリニック |
企画協力 | 手塚プロダクション |
特別協力 | 秋田書店 |
協賛 | ㈱そごう・西武 |
*ご入館前にそごう美術館ホームページおよび会場入口掲示の「ご入館の際のお願い」をご確認ください。 *展覧会・イベントの中止や延期、一部内容が変更になる場合がございます。 *最新情報は、そごう横浜店・そごう美術館ホームページをご確認ください。 *館内では係員の指示に従っていただきますようお願いいたします。 *入館者が一定数を超えた場合には、入場制限を行います。(入場制限時、会場付近にはお待ちいただく場所はございません) ※文字表記について (1)手塚の「塚」の文字は、「土へん」の右(つくり)が「冢」。 …「、」点入りの旧字体。(塚=×)(塚=〇) 宝塚市の「つか」も「、」点入りの旧字体。 ※WEBや各媒体レギュレーションがある場合は、「塚」(簡易字体)の表記でもOKです。 (2)手塚治虫の長男「手塚眞」の「つか」は、「、」なしの塚。 ※親子で異なります。 (3)ブラック・ジャックは、「ブラック」と「ジャック」の間に、全角中黒「・」。 (4)『新寳島』の「たから」は「寳」。(寶=×)(寳=〇)…缶ではなく尓。 ※画像使用について ・広報画像は、本展メインビジュアルを優先使用ください。2枚以上使用の場合は、メインビジュアルと他の画像を追加でご使用ください。 ・尚、X(旧Twitter)は、「メインビジュアル」及び「チラシ・ポスター」のみ使用可となります。その他の画像は使用できません。 ・作品画像を使用の際は、「©Tezuka Productions」を明記ください。複数画像を掲載する場合は、1点ごとの©表記ではなく、ページに1カ所の記載でも可です。 ・「メインビジュアル」及び「チラシ・ポスター」は画像内に©を入れていますが、掲載時に文字が小さく読めない場合は、画像外に「©Tezuka Productions」を追記ください。 ・事前に校正原稿をそごう美術館の広報担当2名宛に同時に送付ください。 承認後の掲載をお願いいたします。 |
広報用画像一覧
- メインビジュアル
- 手塚治虫
- 展覧会チラシ(オモテ)
- 展覧会チラシ(ウラ)
- 展覧会ポスター(ヨコ)
- ブラック・ジャック
©Tezuka Productions - ピノコ
©Tezuka Productions - 第1話「医者はどこだ!」
©Tezuka Productions - 第241話「オペの順番」
©Tezuka Productions - 第17話「灰色の館」
©Tezuka Productions - 第29話「ときには真珠のように」
©Tezuka Productions - 第89話「おばあちゃん」
©Tezuka Productions
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