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ムーミン コミックス展
そごう美術館(神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階)にて、「ムーミン コミックス展」を2021年11月19日(金)より2022年1月10日(月)まで開催いたします。1954年から75年まで英国の「イブニング・ニューズ」紙で連載され人気を博した「ムーミンコミックス」。本展では日本初公開となる原画やスケッチ等約 280 点を一堂に展示。奥深くも豊かなムーミンの世界をお楽しみください。
©Moomin Characters™
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展覧会概要
ムーミン童話の原作者トーベ・ヤンソン(1914~2001年)は、1954年にイギリスの夕刊紙「イブニング・ニューズ」紙でムーミンのコミックス(漫画)連載を始めました。主にトーベが絵と台詞を書き、弟のラルス・ヤンソン(1926~2000年)がネタ探しと英訳を担当しました。1959年にトーベによる連載が終了したあと、1960年からの15年間はラルス一人で漫画製作を担当しました。国を超え愛読されたコミックスを通して、ムーミン童話の世界は広く知られるようになりました。
本展では、ムーミンキャラクターズ社が所蔵する作品約280点を日本初公開。キャラクター設定画や習作、原画など貴重な資料を通じて、全世界で愛され続けているムーミンの奥深くも豊かな世界をお楽しみください。
ムーミンコミックスとは?
ムーミン童話の世界をコミカルに、時に社会風刺のエッセンスを加え、漫画という形式で表現したムーミンコミックス。その歴史は、1947年から2年間、フィンランドのスウェーデン語系新聞「ニィ・ティド」紙に『ムーミントロールと地球の終わり』が掲載されたことに始まります。1954年になると、イギリスの夕刊紙「イブニング・ニューズ」紙で連載がスタート。トーベとラルスの姉弟共作にはじまって、1960年からはラルス一人での制作となりました。1975年まで続く「イブニング・ニューズ」紙の連載はイギリスにとどまらず、スウェーデン、デンマーク、母国フィンランドの新聞、さらに最盛期には40か国以上、120紙に転載されました。読者は1200万人にのぼり、ムーミンの人気は爆発的なものとなりました。その波及効果は、オリジナルであるムーミン童話の児童文学シリーズにも及び、次々に世界各地で翻訳・出版されました。ムーミンコミックスをきっかけに、トーベは児童文学作家としての国際的な名声を不動のものにしたのです。日本でも2000年から、筑摩書房より「ムーミンコミックス」(訳:冨原眞弓、全14巻)が出版されています。
トーベ・ヤンソン Tove Jansson (1914-2001年)〔写真左〕

トーベ・ヤンソンとラルス・ヤンソン ©Moomin Characters™
見どころ

トーベ・ヤンソン「黄金のしっぽ」習作(1958年) ©Moomin Characters™

ラルス・ヤンソン「ムーミンたちの戦争と平和」原画(1974年) ©Moomin Characters™
丸みを帯びた顔と体型のムーミン。画家でもあるトーベのコマは、一コマだけで見ても小説の挿絵のように絵画的です。
ラルス
鼻が少しとがり角張った顔で表情はくっきり、体型は少しスリムなムーミン。次のコマへの場面転換が効果的で、漫画的要素が強まりました。
約50~100回の長い連載で構成された一つのストーリー。各ストーリーの始まりと終わりをしめすために、初回のコマは「ムーミンのおしり」から、最終回は「Finis」の言葉でしめくくるのがお決まりでした。会場入口ではムーミンのおしりのコマが大集合してお迎えします。
テーマ
「夕刊紙を読む大人」が読者のため、一日の疲れを癒すような娯楽が求められました。季節感を意識しながら、時事ネタや社会風刺などがユーモアをまじえて小気味よく展開されています。
ストーリーの起承転結とともに、掲載当日1回分でも楽しく、さらに次回も読みたくなるという「連載漫画」として秀逸の構成になっています。(新聞社からの注文は「掲載1回に1度の緊張と弛緩」の繰り返し)
キャラクターデザイン
ムーミンパパのシルクハット、ムーミンママのエプロンなど、キャラクターを一目で判別しやすいアイデアを採用。鉛筆スケッチと掲載版を比較すると、表情などをどう変化させたかがよくわかります。悪いことばかりしているスティンキーやスポーツ万能のブリスクなど、コミックスのみに登場するゲストキャラクターは、個性的な風貌で、ハプニングや笑いを招くスパイスの役割を担っています。
コマ枠の境界線の装飾
シンプルな直線以外に、モチーフを使った装飾的・芸術的な境界線(枠線)を用いています。
トーベの作品には、ハンモックをつっている木、ステッキ、風船の紐などが登場、ラルスも見て楽しい境界線(枠線)を多用し、ボクシングのグローブやペン、音符やホースなど効果的に使われています。
直筆スケッチならではの線の美しさ、細かく重ねられたタッチと濃淡、絶妙な曲線
紙質の良くない新聞紙にきれいに印刷するために単純な線になっている部分が、直筆のスケッチでは豊かな描線で表現されています。
展覧会名(「展」をつける場合)は、「ムーミン☒コミックス展」(「ムーミン」と「コミックス展」の間は半角アキ)でお願いいたします。「ムーミンコミックス」の場合は、半角アキの必要はございません。
○ご入館前に、そごう美術館ホームページ・会場入口掲示の「ご入館の際のお願い」をご確認ください。
○展覧会・イベントの中止や延期、一部内容が変更になる場合がございます。
※最新情報は、そごう横浜店・そごう美術館ホームページをご確認ください。
※展示作品など詳しくは、プレスリリース(ダウンロード資料)もご確認ください。
※本展の出品リストは下記よりダウンロードいただけます。
ファイル概要:ムーミン コミックス展 出品リスト
開催概要
展覧会名 | ムーミン コミックス展 |
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会期 |
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会場 | そごう美術館 |
住所 | 220-8510 神奈川県横浜市西区高島2-18-1 そごう横浜店 6階 Google Map |
展示室 | そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階) |
時間 |
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休館日 |
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入館料 |
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TEL | 045-465-5515 |
URL |
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URL2 |
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主催 | そごう美術館 |
特別協力 | ムーミンキャラクターズ社 |
協力 | ライツ・アンド・ブランズ、筑摩書房 |
後援 | フィンランド大使館 |
企画制作 | 東映 |
協賛 | (株)そごう・西武 |
コミックス翻訳 冨原眞弓 アート・ディレクター 大谷有紀 |
イベント・講演会・グッズ・コラボ情報
音声ガイドは、リトルミイ役でおなじみの声優、大谷育江さん
ムーミンコミックスの世界をより深く楽しんでいただける「音声ガイド」。
ナビゲーターはアニメ「ムーミン谷のなかまたち」のリトルミイ役でおなじみの声優、大谷育江さん。
コミックスのストーリー、展示作品の見どころなどを解説しています。(25分/税込600円)
2021年11月6日~ NHKEテレ
https://www.moomin.co.jp/news/animation/96913
広報用画像一覧
トーベ・ヤンソン「まいごの火星人」スケッチA(1957年)
©Moomin Characters™トーベ・ヤンソン「まいごの火星人」スケッチB(1957年)
©Moomin Characters™トーベ・ヤンソン「黄金のしっぽ」習作(1958年)
©Moomin Characters™トーベ・ヤンソンとラルス・ヤンソン
©Moomin Characters™ラルス・ヤンソン「10個のブタの貯金箱」原画(1975年)
©Moomin Characters™ラルス・ヤンソン「ムーミンたちの戦争と平和」原画(1974年)
©Moomin Characters™公式図録(2冊セット、トートバッグ付き) 2,200円(税込)
©Moomin Characters™
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