プレスリリース
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東京ステーションギャラリー
2025年 展覧会スケジュールのご案内
東京ステーションギャラリーの「2025年 展覧会スケジュール」をご案内いたします。2025年もこれまでどおり、あまり紹介されてこなかった作家の側面や、新たな視点から捉えた企画など、ユニークな内容の展覧会を開催予定です。各展覧会の詳細は、あらためてお知らせいたします。
東京ステーションギャラリー 2025年 展覧会スケジュールのご案内
生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った
2025年1月25日(土)~3月16日(日)身近なモノを対象に、布と紙で美しく親しみやすい作品をつくりつづけた宮脇綾子(1905-1995)。アプリケ、コラージュ、手芸などに分類されてきた彼女の作品は、しかしいずれの枠にも収まりきらない豊かな世界をつくり上げています。モティーフにしたのは野菜や魚など、主婦として毎日目にしていたもの。それらを徹底的に観察し、時には割って断面をさらし、分解して構造を確かめる。たゆまぬ研究の果てに生み出された作品は、造形的に優れているだけでなく、高いデザイン性と繊細な色彩感覚に支えられ、いのちの輝きを見事に表現しています。
宮脇綾子《切った玉ねぎ》1965年、豊田市美術館
【「宮脇綾子の芸術」オンライン・プレスリリースはこちら】
https://www.artpr.jp/tsg/miyawaki2025
タピオ・ヴィルカラ 世界の果て[仮称]
2025年4月5日(土)~6月15日(日)2019年に開催したアルヴァ・アアルト展、ルート・ブリュック展につづくフィンランドのアーティスト、タピオ・ヴィルカラ(1915-1985)の日本初の大規模個展です。「ウルティマ・ツーレ」に代表されるガラスのプロダクトをはじめ、木の彫刻やオブジェ、写真など約300点を展示。常に自然に向き合いつづけ、その躍動や神秘にインスピーレションを受けたヴィルカラの世界に浸っていただきます。
(左)タピオ・ヴィルカラ《ウルティマ・ツーレ》(部分)1969年
(中央)タピオ・ヴィルカラ《リーフ・ディッシュ》1950年代
(右)タピオ・ヴィルカラ《ボッレ》1967年
藤田嗣治 絵画と写真
2025年7月5日(土)~8月31日(日)国際的に活躍した画家・藤田嗣治(1886-1968)の絵画制作を「写真」を通じて再考する展覧会。本展では藤田の写真活用のプロセスを検証するとともに、日本とフランス・エソンヌ県に現存する彼の写真を数多く展示します。また、写真と絵画によって重層的かつ巧妙に演出された藤田自身のイメージにも注目。描くこと、そして撮ること。二つの行為を行き来した「眼の軌跡」を追いかけ、これまでにない語り方で藤田嗣治を紹介します。
(左)ドラ・カルムス《猫を肩にのせる藤田嗣治》
(右)藤田嗣治《婦人像(リオ)》1932年、広島県立美術館ファイル概要:参考資料(PDF)
インド更紗[仮称]
22025年9月13日(土)~11月9日(日)染織の難しい木綿布に茜(あかね)や藍などの天然染料を用いて生産されたインド更紗は、宗教儀礼や室内装飾、服飾などさまざまな用途に使われ、鮮やかな色彩とのびやかなデザインが特徴です。大航海時代にはヨーロッパ各国で相次いだ東インド会社の設立に伴い、世界中へと輸出され、他国の要望に応じたデザインも生産されるようになりました。本展では、世界有数のコレクターが集めた選りすぐりの品々から、奥深いインド更紗の展開を紹介します。
(左)西洋市場向けに作られた壁またはベッドの掛け布(パランポレ)/インド南東部沿岸/1740-50年頃
(中央)物語図掛け布の一部/インド南東部沿岸(スリランカで発見と伝わる)/18世紀
(右)絹の裏地と金襴の縁どりが付いた18~19世紀のインド更紗の端切れを使ってつくられたガウン/インドネシア/19世紀ファイル概要:参考資料(PDF)
小林徳三郎[仮称]
2025年11月22日(土)~2026年1月18日(日)小林徳三郎(1884-1949)は、若者たちが結成した前衛洋画家集団フュウザン会で活躍、画業半ば頃からは春陽会で作品を発表しました。彼は東京美術学校の後輩、萬鐵五郎の強烈な絵画をいち早く評価しましたが、自らは異なる制作姿勢を貫き、魚や野菜、家族、風景などの日常的な題材を、親しみやすく、かつ、洒脱な作品に描き上げました。写真家、洋画家、文学者、演劇関係者、美術評論家などに認められた作品をご覧ください。
(左)小林徳三郎《鰯》1925年頃、碧南市藤井達吉現代美術館
(中央)小林徳三郎《花と少年》1931年、ふくやま美術館
(右)小林徳三郎《婦人像》1945年頃、ふくやま美術館ファイル概要:参考資料(PDF)
超無限の探究者 大西茂の写真と墨象[仮称]
2026年1月31日(土)~3月29日(日)
数学から写真、そして墨象へ。唯一無二の道を歩んだ孤高の芸術家・大西茂(1928-1994)。ニューヨークMoMAをはじめ欧米で絶賛された彼の日本初回顧展を開催します。戦後日本が躍動を始めた1950年代、大西は位相数学に基づく独創的な写真と墨象を世に問いました。瀧口修造、具体美術協会、ミシェル・タピエなど同時代のパイオニアたちを瞠目させた彼の芸術は、いま再評価の途上にあります。国際的に活躍した「知られざる異才」の探究は必見です。
開催概要
会場 | 東京ステーションギャラリー |
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住所 | 100-0005 東京都千代田区丸の内1-9-1(JR東京駅 丸の内北口 改札前) Google Map |
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TEL | 03-3212-2485 |
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広報用画像一覧
- 宮脇綾子《切った玉ねぎ》1965年、豊田市美術館
- タピオ・ヴィルカラ《ウルティマ・ツーレ》(部分)1969年
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art ©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2024 C4780 photo © Ari Karttunen / EMMA - タピオ・ヴィルカラ《リーフ・ディッシュ》1950年代
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art ©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2024 C4780 photo © Ari Karttunen / EMMA - タピオ・ヴィルカラ《ボッレ》1967年
Tapio Wirkkala Rut Bryk Foundation collection / EMMA – Espoo Museum of Modern Art ©KUVASTO, Helsinki & JASPAR, Tokyo, 2024 C4780 photo © Ari Karttunen / EMMA - ドラ・カルムス《猫を肩にのせる藤田嗣治》
- 藤田嗣治《婦人像(リオ)》1932年、広島県立美術館 ©Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2024 E5752
※【紙媒体(私的なものは除く)のみ使用可】画像は50㎠以内以下で掲載、また400字以内の本展紹介文(開催データは含まず)を伴う場合に限り、著作権使用料を当館が負担します。
*WEB媒体への掲載は各自の責任・著作権料負担にて日本美術著作権協会(JASPAR)に個別申請をお願いします。 - 西洋市場向けに作られた壁またはベッドの掛け布(パランポレ)/インド南東部沿岸/1740-50年頃 Karun Thakar collection, London. Photo: Desmond Brambley
- 物語図掛け布の一部/インド南東部沿岸(スリランカで発見と伝わる)/18世紀 Karun Thakar collection, London. Photo: Desmond Brambley
- 絹の裏地と金襴の縁どりが付いた18~19世紀のインド更紗の端切れを使ってつくられたガウン/インドネシア/19世紀 Karun Thakar collection, London. Photo: Desmond Brambley
- 小林徳三郎《鰯》1925年頃、碧南市藤井達吉現代美術館
- 小林徳三郎《花と少年》1931年、ふくやま美術館
- 小林徳三郎《婦人像》1945年頃、ふくやま美術館
- JR東京駅 丸の内北口 ©Yanagi Shinobu
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