プレスリリース
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開館35周年記念企画展
金子兜太展 しかし日暮れを急がない
山梨県立文学館(山梨県甲府市貢川1-5-35)にて、「金子兜太展 しかし日暮れを急がない」を2024年9月14日(土)より11月24日(日)まで開催いたします。金子兜太(かねことうた 1919~2018 埼玉県生まれ)は、前衛俳句、社会性俳句の中心的存在として戦後を代表する俳人です。生まれ育った秩父への思いや、小林一茶への共感などを根底に創作活動を繰り広げました。太平洋戦争中、海軍主計中尉として赴任したトラック島(現チューク諸島)での戦場体験から、反戦への思いを晩年まで持ち続けました。本展では、その生涯と作品の魅力を紹介し、今日における“俳人兜太”の意義を探っていきます。
展覧会概要
金子兜太(かねことうた 1919~2018 埼玉県生まれ)は、前衛俳句、社会性俳句の中心的存在として戦後を代表する俳人です。生まれ育った秩父への思いや、小林一茶への共感などを根底に創作活動を繰り広げました。太平洋戦争中、海軍主計中尉として赴任したトラック島(現チューク諸島)での戦場体験から、反戦への思いを晩年まで持ち続けました。
本展では、その生涯と作品の魅力を紹介し、今日における“俳人兜太”の意義を探っていきます。
1919~2018 埼玉県比企郡小川町生まれ
旧制水戸高等学校在学中の1937(昭和12)年にはじめて句会に参加し、本格的に句作をはじめる。1941年に東京帝国大学経済学部在学中、加藤楸邨(しゅうそん)主宰の「寒雷(かんらい)」に投句し、楸邨に師事する。
大学卒業後、日本銀行へ入行、その後、海軍主計中尉としてトラック島に赴任、餓死者が相次ぐなか奇跡的に命拾いをし、終戦後の1946年11月に復員した。
1947年、日本銀行へ復職する一方、「寒雷」へ復帰し、沢木欣一(きんいち)の「風」創刊に参加、社会性俳句運動に共鳴する。1960年頃より前衛俳句の旗手として注目を集め、80年代には俳句雑誌「海程」の主宰となり、現代俳句協会会長を務めた。
開催概要
会期 |
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会場 | 山梨県立文学館 |
住所 | 400-0065 山梨県甲府市貢川1-5-35 Google Map |
展示室 | 山梨県立文学館 展示室C |
時間 |
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観覧料 |
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主催 | 山梨県立文学館 |
後援 | 現代俳句協会、NHK甲府放送局、テレビ山梨、山梨日日新聞社・山梨放送、 テレビ朝日甲府支局、朝日新聞甲府総局、毎日新聞甲府支局、読売新聞甲府支局、 産経新聞甲府支局、共同通信社甲府支局、時事通信社甲府支局、山梨新報社、 日本ネットワークサービス、エフエム甲府、エフエム富士 |
協力 | 山梨交通 |
交通アクセス ● 中央自動車道甲府昭和インターチェンジより ・料金所を昇仙峡・諏訪方面へ出て200m先を左折、西条北交差点左折、アルプス通りを約2km直進、貢川交番前交差点を左折、 国道52号を約1km左側。(駐車場:乗用車345台、バス16台、障がい者専用6台 いずれも無料) ● JR中央本線甲府駅より ・JR甲府駅バスターミナル(南口)1番乗り場より、39系統 御勅使(みだい)、03・04系統 竜王駅経由敷島営業所、35系統 大草経由韮崎駅、30系統 貢川(くがわ)団地各行きのバスで約15分、「山梨県立美術館」下車。 ※山梨県立文学館ホームページからも、バスの時刻表をご覧いただけます。 ・タクシーで約15分。 ● 甲府駅までの主な公共交通機関 ・JR新宿駅より JR中央本線特急あずさ・かいじで約1時間30分 |
関連イベント
講演会「兜太と龍太 ―その交友の歳月―」
日時:9月16日(月・祝)13:30~15:00
会場:講堂 定員300名
講師:井上康明(俳人・「郭公」主宰)
*要申込 参加無料
*電話または当館ホームページの「イベント」欄の 申込フォーム よりお申し込みください ※先着順
講演会「金子兜太さんのこと」
日時:9月29日(日)13:30~14:30
会場:講堂 定員300名
講師:佐佐木幸綱(歌人・国文学者・「心の花」主宰)
聞き手:三枝昻之(当館館長)
*要申込 参加無料
*電話または当館ホームページの「イベント」欄の 申込フォーム よりお申し込みください ※先着順
座談会「兜太作品の原点を語る -第一句集『少年』・第二句集『金子兜太句集』を中心に-」
日時:10月26日(土)13:30~15:00
会場:講堂 定員300名
出演:高野ムツオ(俳人・「小熊座」主宰)
高山れおな(俳人・「豈」「翻車魚」同人)
佐藤文香(俳人・「翻車魚」「鏡」同人)
*要申込 参加無料
*電話または当館ホームページの「イベント」欄の 申込フォーム よりお申し込みください ※先着順
ワークショップ はんこ彫り(篆刻)をしよう!
日時:10月27日(日)13:30~15:30
会場:研修室 定員20名(小学4年生以上)
講師 望月煌雅氏(甲州手彫印章 伝統工芸士)
*要申込(9月10日申込開始)
*材料費800円
*お電話でお申し込みください
講座(年間文学講座3)「金子兜太展のみどころ」
日時:10月6日(日)14:00~15:10
会場:研修室 定員60名
講師:中野和子(当館学芸員)
*要申込 参加無料
*お電話でお申し込みください
映画会 「天地悠々 兜太・俳句の一本道」
2019年 原作・監督 河邑厚徳 出演 金子兜太
日時:11月9日(土)13:30~15:00
会場:講堂 定員300名
*要申込(10月11日申込開始) 入場無料
*電話または当館ホームページの「イベント」欄の申込フォームよりお申し込みください
閲覧室資料紹介
「俳句への誘い」
日時:9月13日(金)~ 11月24日(日)
会場:1階閲覧室
金子兜太や俳句に関する図書・雑誌を紹介します。資料は手に取ってご覧いただけます。
*入場無料
広報用画像一覧
- 金子兜太 96歳 2015年 撮影 樋口一成
- 金子兜太 父 元春宛書簡(部分)1944(昭和19)年11月1日
この年3月に赴任した戦地のトラック島で書かれたと思われる。2枚目には戦地での作6句が記されている。元春(1889~1977)は開業医で俳人、俳号・伊昔紅(いせきこう)。 - 金子兜太「彎曲し火傷し爆心地のマラソン」色紙
『金子兜太句集』(1961年 風発行所)に、日本銀行長崎支店勤務しているときの作。 - 金子兜太 筆 「秩父俳句道場」の会場に掲げた看板
「秩父俳句道場」は、兜太を中心とする「海程」同人たちの鍛錬句会。1979年から2017年まで続いた。 - 金子兜太「春落日しかし日暮れを急がない」色紙
『両神』(1995年 立風書房)所収 - 金子兜太 遺作となった9句の句稿
「海程」第541号(2018年4月)掲載 - 展覧会チラシ
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