
プレスリリース
UPDATE
フランソワ・ポンポン展
動物を愛した彫刻家
山梨県立美術館にて、「フランソワ・ポンポン展 動物を愛した彫刻家」を2022年4月16日(土)から6月12日(日)まで開催いたします。ロダンをはじめとする有力彫刻家たちの下彫り職人として長年キャリアを積んだポンポンは、20世紀初頭に動物彫刻家としての歩みを始め、《シロクマ》に代表される、単純にして優美な形状をもつ独創的な動物彫刻で世に認められました。本展覧会は、ポンポンのキャリアの最初期の人物彫刻から、形の洗練を極めた最晩年の動物彫刻まで、約90点の作品を通じて、作風の変遷と生涯をたどります。
フランソワ・ポンポン《シロクマ》1923-1933年 白色大理石
群馬県立館林美術館蔵
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展覧会概要
19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した彫刻家、フランソワ・ポンポンの日本で初めての回顧展を開催いたします。
ロダンをはじめとする有力彫刻家たちの下彫り職人として長年キャリアを積んだポンポンは、20世紀初頭に動物彫刻家としての歩みを始め、《シロクマ》に代表される、単純にして優美な形状をもつ独創的な動物彫刻で世に認められました。当時モダンであったポンポンの作品の造形美は、現代においても色褪せることなく、子どもから大人まで親しみを感じられる普遍性をもっています。
本展覧会は、ポンポンのキャリアの最初期の人物彫刻から、形の洗練を極めた最晩年の動物彫刻まで、約90点の作品を通じて、作風の変遷と生涯をたどります。ポンポンの出身地であるブルゴーニュ地方のディジョン美術館、ソーリューのフランソワ・ポンポン美術館から来日する作品、また、国内でポンポンの彫刻と資料を多数所蔵する群馬県立館林美術館の作品によって構成されます。
およそ100年前に動物彫刻の表現を一新した、動物彫刻家ポンポンの魅力を、ぜひご堪能ください。
◆ みどころ
・フランスの彫刻家フランソワ・ポンポンの国内初の回顧展です。2021年7月より全国を巡回しており、当館での開催が最後となります。
・ポンポンの出身地ブルゴーニュ地方のディジョン美術館、ソーリューのフランソワ・ポンポン美術館、群馬県立館林美術館から約90点の作品が集結します。
◆ フランソワ・ポンポン François Pompon
ポンポン(1855-1933)は、フランス中部ブルゴーニュ地方の町ソーリューに生まれました。10代の頃から木工家具職人の父や大理石職人のもとで見習いとして働き、彫刻の素養を身につけました。20歳でパリに出てからは、ロダンなど有力彫刻家たちの下彫り職人として働きながら、1889年のパリ万博などの機会に自作の人物彫刻を出品して、彫刻家として大成することを目指します。
しかし、人物彫刻では決定的な評価が得られない状況が長く続きました。転機は1906 年に訪れます(当時51歳)。動物彫刻を初めて公に発表すると、ポンポンはこの分野に活路を見出しました。動物の姿や動きの特徴を的確に掴み、細部を省略して表面を磨き上げ、簡潔で流麗な形状へと洗練を重ねていくことで独自のスタイルを築くと、1922年(当時67歳)に発表した等身大の《シロクマ》の彫刻が好評を博しました。当時の「アール・デコ」と呼ばれるデザイン様式の流行により、ポンポンのモダンでシンプルな造形は彫刻界だけでなく、装飾芸術の領域でも高い評価を得ることになります。《シロクマ》の発表以降、世界のコレクターがポンポンの動物彫刻を買い求め、またリュクサンブール美術館やメトロポリタン美術館といった主要美術館も作品を購入しました。1925年と1933年には国からレジオン・ドヌール勲章を授かり、ポンポンの名声はゆるぎないものになったのです。
◆ 展示構成
Ⅰ 彫刻家としての歩み―人物像での成功を目指して
Ⅱ 動物彫刻の誕生とその背景
Ⅱ-1 田舎の動物をモデルに―塑像と石彫り
Ⅱ-2 なめらかな動物彫刻―ポンポン様式の誕生
Ⅱ-3 パリの動物園にて―異国の動物と大型作品の夢
Ⅲ ポンポンの活躍と評価
Ⅲ-1 《シロクマ》の誕生―動きとフォルムの美
Ⅲ-2 究極の洗練を求めて―古典とモダン/アール・デコの時代に
Ⅳ モデルへの温かなまなざし―彫刻に捧げた人生
開催概要
展覧会名 | フランソワ・ポンポン展 動物を愛した彫刻家 |
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会期 |
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会場 | 山梨県立美術館 |
住所 | 400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27 Google Map |
展示室 | 山梨県立美術館 特別展示室 |
時間 |
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休館日 |
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観覧料 |
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TEL | 055-228-3322 |
URL |
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URL2 |
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SNS | |
主催 | 山梨県立美術館、山梨日日新聞社・山梨放送、フランソワ・ポンポン展実行委員会 |
後援 | テレビ山梨、テレビ朝日甲府支局、朝日新聞甲府総局、毎日新聞甲府支局、読売新聞甲府支局、産経新聞甲府支局、共同通信社甲府支局、時事通信社甲府支局、山梨新報社 、日本ネットワークサービス、エフエム富士、エフエム甲府 |
協力 | 群馬県立館林美術館、山梨交通 |
企画協力 | 美術デザイン研究所 |
関連イベント・グッズ・音声ガイド
記念講演会「フランソワ・ポンポンの動物彫刻―その知られざる魅力」
日時:4月23日(土) 14:00~15:30
講師:松下和美氏(群馬県立館林美術館学芸員)
定員:先着50名程度(予定)
場所:講堂
※申込不要、聴講無料
ワークショップ「彫刻を見ながら動物を観察してみよう」
日時:5月21日(土) ①10:00~11:30 ② 13:30~15:00
講師:秋山多江氏(甲府市遊亀公園附属動物園園長)
定員:各回10名程度
場所:ワークショップ室、特別展示室
申込方法:お電話にてお申し込みください。Tel: 055-228-3322
申込期間:4月21日(木)~ 定員になり次第締切
動物園割引
甲府市遊亀公園付属動物園のチケットをご提示いただくと、本展を団体割引で観覧いただけます。
グッズ・音声ガイド
フランソワ・ポンポン展関連グッズを販売します。
音声ガイドは、女優の常盤貴子さんが担当します。(有料)
※各イベントは変更・延期または中止になる可能性がございます。最新情報は当館ホームページをご覧ください。
広報用画像一覧
フランソワ・ポンポン《シロクマ》1923-1933年 白色大理石
群馬県立館林美術館蔵《ヒグマ》1918-1926年 ブロンズ
群馬県立館林美術館蔵《大黒豹》 1930-1931年 ブロンズ
群馬県立館林美術館蔵《ペリカン》1924年 ブロンズ ディジョン美術館(パリ、国立自然史博物館より寄託)
© Musée des Beaux-Arts de Dijon/François Jay《錦鶏(キンケイ)》 1933年 磨かれたブロンズ ディジョン美術館(パリ、国立自然史博物館より寄託)
© Musée des Beaux-Arts de Dijon/François Jay「鳩を抱くポンポン」
写真(撮影年不詳)
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