プレスリリース
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平塚市美術館 ロビー展
平塚市美術館(神奈川県平塚市西八幡1-3-3)にて、「平塚市美術館 ロビー展」を2024年10月5日(土)より2025年4月6日(日)まで開催いたします。第1弾は「中勘助 平塚居住100年記念 中勘助と小宇宙-「銀の匙」と「しづかな流」」。作家・中勘助の代表作「銀の匙」と、平塚での暮らしを綴った日記体の作品「しづかな流」の関連資料とともに作家の言葉を通して、平塚での作家活動の一端と作品へのこだわりを紹介。第2弾は「古井彩夏展 熱を与えた鉄とステンレス」と題した、女子美術大学(相模原)を拠点に制作してきた彫刻家・古井彩夏の個展。新作を含む約28点により、鉄とステンレスの軽やかな表現を紹介。
展覧会概要
平塚市美術館では秋から春にかけて、2つのロビー展を開催いたします。
第1弾は「中勘助 平塚居住100年記念 中勘助と小宇宙-「銀の匙」と「しづかな流」」を2024年10月5日(土)より11月10日(日)まで。作家・中勘助(1885-1965)の代表作「銀の匙」と、平塚での暮らしを綴った日記体随筆「しづかな流」の関連資料とともに、作家の言葉を通して、平塚での作家活動の一端と作品へのこだわりを紹介します。
第2弾は「古井彩夏展 熱を与えた鉄とステンレス」で12月7日(土)より2025年4月6日(日)まで。女子美術大学(相模原)を拠点に制作してきた彫刻家・古井彩夏の個展を開催します。新作を含む約28点により、鉄とステンレスの軽やかな表現をお楽しみください。
展覧会内容
【ロビー展第1弾】
「中勘助 平塚居住100年記念 中勘助と小宇宙-「銀の匙」と「しづかな流」」
会期:2024年10月5日(土)~11月10日(日)
中勘助は明治18(1885)年東京神田に生まれ、第一高等学校を卒業後、東京帝国大学英文科に入学(のちに国文学科へ転じ卒業)。両校で、夏目漱石(1867-1916)の教えを受けました。作家デビュー作となった「銀の匙」は、病弱だった幼いころの思い出や身近な人々との交流を描いた自伝風の小説で、漱石の強い推薦によって東京朝日新聞に連載され、勘助の代表作となりました。その後、大正13(1924)年に平塚町西海岸(現・平塚市龍城ヶ丘)に家を建てて約8年間暮らしました。その時の生活を綴った日記体の作品「しづかな流」では、勘助の日々の暮らしと平塚の豊かな自然が捉えられています。本展では、「銀の匙」と「しづかな流」の関連資料を、作家の言葉とともにご紹介します。
中勘助展のみどころ
1.中勘助が平塚から差し出した、直筆の書簡を展示
2.代表作『銀の匙』単行本刊行の道のりと装幀について解説
3.平塚の風景写真とともに「しづかな流」に綴られた言葉を紹介
【ロビー展第2弾】
「古井彩夏展 熱を与えた鉄とステンレス」
会期:2024年12月7日(土)~2025年4月6日(日)
古井は1988年東京都生まれ。2009年、女子美術大学在学中から鉄を素材とした作品を手がけ、2011年の同校立体アート学科卒業に際し、卒業制作が女子美術大学美術館賞を受賞。同年神奈川県展で大賞を受賞。ギャラリーなつか(東京、2012年~)、ガルリアッシュ(東京、2021年~)などでの個展のほか、内外のグループ展、野外彫刻の設置など活躍しています。女子美術大学在学中から鉄を素材とし、鉄板を熱で曲げ、接合して1つの塊として表現するとともに、その「もの」の存在と展示空間を作品に取り込んでいく造形を意識した制作を行ってきました。2015年以降の近作ではステンレススチールも素材とし、熱によってゆがむ特性を生かした曲線のシリーズを発表します。金属は人間社会に密接にかかわってきました。とくに平塚における製造業、産業とも結びつきがあり、近隣には金属を素材とする作家も多く制作活動をしている地域性もあります。本展は、陽光のそそぐ広いテーマホールを舞台として、新作を含めた約28点によって本展は、鉄やステンレスのイメージとは相反する軽やかさとともに、繰り返されるリズムが作りだす有機的なフォルムをお楽しみいただきます。
古井彩夏展のみどころ
1.女子美術大学(相模原)を拠点に制作した現代彫刻家の公立美術館初の大規模な個展
2.金属を熱で曲げ、生じた歪みの自由な曲線表現
3.高さ11mのテーマホールを始め、各所で変わりゆく陽光に生え、床や壁に生じる影など変化にとんだ楽しい世界観
開催概要
会期 |
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会場 | 平塚市美術館 |
住所 | 254-0073 神奈川県平塚市西八幡1-3-3 Google Map |
展示室 | 平塚市美術館 テーマホール、エントランスホール |
時間 |
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休館日 |
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観覧料 |
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TEL | 0463-35-2111 |
URL |
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SNS | |
主催 | 平塚市美術館 |
交通 | JR東京駅から東海道線または新宿駅から湘南新宿ライン(直通)で約1時間。JR 平塚駅東改札口を出て北口よりバス 4 番乗り場乗車「美術館入口」(徒歩1分)または「コンフォール平塚前」(徒歩5分)下車。または平塚駅より徒歩20分。駐車場67台(美術館御利用の場合 90 分間無料、要認証)。 |
関連事業
中勘助展
当館学芸員によるギャラリートーク
日時:10月12日(土)、11月3日(日) 各14:00〜14:20
場所:1階ロビー(エントランスホール、テーマホール)
※申込不要、無料
中勘助 平塚居住100年記念 記念講演会&コンサート
日時:11月9日(土)13:30 ~ 15:30(開場13:00)
場所:ミュージアムホール(定員150名)
主催:中勘助を知る会 / 共催:平塚市美術館
※事前申込制。詳細は中勘助を知る会のウェブをご覧いただくか、お電話(0463-55-6825)でお問い合せください。
古井彩夏展
アーティストトーク
日時:2024年12月7日(土)、2025年2月23日(日) 各14:00 ~ 14:30
講師:古井彩夏(彫刻家)
場所:テーマホール ※申込不要、無料
関連ワークショップ 単色版画講座
「ながーい紙テープを作って工作しよう!」
日程:2024年12月15日(日) 対象:5歳~一般
「ステンレスを磨いて曲げてバングルを作ろう!」
日程:2025年3月22日(土) 対象:中学生~一般
講師:古井彩夏(彫刻家)
場所:アトリエB ※事前申込制、詳細は当館ウェブに掲載。
同時開催
大正・昭和のモダニスト 蕗谷虹児展
会期:10月5日(土)~11月24日(日)
https://www.artpr.jp/hiratsuka-art/fukiyakoji2024
おしゃべり美術館 ひらビあーつま~れ10年記念展
会期:9月21日(土)~2025年2月16日(日)
https://www.artpr.jp/hiratsuka-art/oshaberi2024
記者内覧会(展覧会概要ならびに作品の説明会を開催します。)
蕗谷虹児展・おしゃべり美術館展・中勘助展
日 時:10月4日(金)
14:00~ ロビー 中勘助展(20分程度)
14:20~ 展示室1 蕗谷虹児展(40分程度)
15:00~ 展示室2 おしゃべり美術館展(40分程度)
説明終了後~17:00 自由にご見学いただけます
場 所:平塚市美術館(平塚市西八幡1-3-3)ロビー、展示室
説明者:平塚市美術館 学芸担当 家田奈穂(蕗谷虹児展)、江口恒明(おしゃべり美術館展)、鈴木美有(中勘助展)
※【事前申込不要】当日お越しいただければ自由にご参加いただけます。
広報用画像一覧
- 中勘助肖像写真(40代)、昭和時代初期、岩波書店蔵
- 中勘助『銀の匙』岩波書店、大正15(1926)年刊行、個人蔵
- 相州平塚町海岸新道井戸の光景(絵葉書)、平塚市博物館蔵
- 相州平塚名所 花水川ノ風光(絵葉書)、平塚市博物館蔵
- 相州平塚町海岸第一道路より海を望む(絵葉書)、平塚市博物館蔵
- 古井彩夏《ペアリング》2022 年、作家蔵
- 古井彩夏《Jet》2012 年、作家蔵
- 古井彩夏《房》2019年、作家蔵
- 古井彩夏《映像》2018 年、作家蔵
- 古井彩夏《Navigation》2015 年、作家蔵
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